大阪府吹田市議会議員 中本みちこ
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議会報告
◆2007年9月議会 個人質問 (全文)
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質問1:環境基本計画について
まず、環境基本計画についてお聞きをいたします。
9月、環境審議会に環境基本計画素案が提出されました。阪口市長は3期目を迎え、環境世界都市すいたを標榜され、環境問題に取り組み、世界に注目される都市にするのだと意気込んでおられます。前議会でもこの内容を具体的にお聞きしましたが、よくわかりませんでした。しかし、考え方には賛同し、ぜひとも環境で名をはせる吹田市であってほしいと思います。

環境基本計画の位置づけを再度お尋ねいたします。市長のおっしゃる環境世界都市すいたの根本となる基本計画と考えればよいのでしょうか。お答えください。(↓回答へ

環境省では、平成18年4月、環境基本法のもと第3次環境基本計画を策定されています。第2次環境基本計画の課題をクリアするため、テーマを「環境から拓く新たなゆたかさへの道」と題し、環境・経済・社会の統合的向上、2050年を見据えた超長期ビジョンの策定、可能な限り定量的な目標・指標による進行管理、市民、企業など各主体へのメッセージの明確化などの方針を打ち出しています。

審議会に参加されていた学識の方から、10年前につくられた吹田市の第1次計画の精査が不足ではないかとの声が多数聞かれました。環境部は、1次計画の結果について課題の抽出などは行ったのでしょうか。十分に精査できたとお考えかお聞かせください。(↓回答へ

また、国の第3次計画における方針はどのように参考にしているのでしょうか。細かい点についてお聞きし出すと切りがありませんので、計画策定の根本的な部分についてお伺いいたします。
吹田市で環境保全活動を熱心に行われている団体の素案に対する意見を拝見いたしました。さまざまな点で厳しい御指摘がありますが、特に市民との協働という点について、なぜもっと市民参画で計画をつくらないのか、環境フォーラムで説明しただけで十分とはいえないのではとの趣旨の御指摘がありました。
計画策定の経過及びなぜ十分に多くの市民を参画させる手段を講じなかったのかお聞かせください。これから環境世界都市すいたを目指すにもかかわらず、この程度の計画を策定して表に出すのは本当に恥ずかしいと思います。

小さな例ですが、少し気になることをここで言わせていただきます。吹田市の公共施設で合成洗剤が使用されているのを見かけます。生活環境課では、粉石けんの使用を呼びかけ、水資源に関する啓発も行っております。しかし、合成洗剤が使用されているということは、それだけ環境への意識の徹底がなされていないということです。環境を守るには身近な生活を変えていかなければなりません。市民生活に密着している市町村だからこそできる計画があるはずです。

こういう細かい点も含め計画を考え直すべきと思いますが、いかがでしょうか。事務方のトップである副市長にお聞きいたします。(↓回答へ

環境基本計画をお読みになりましたでしょうか。現在の素案では、環境審義会で毎月議論して修正して間に合う内容ではないと考えます。
多少時間がかかっても、再度多数の市民や他部署を巻き込み、より長期的ビジョンと定量的な測定のできる目標を持ち、かつさまざまな主体が具体的な行動がとれる実質的な計画にすべきと考えますが、いかがでしょうか、御意見をお聞かせください。(↓回答へ
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回答1−1:環境部長
環境基本計画につきまして、副市長に答弁ということでございますが、まず、担当部である環境部より御答弁させていただきます。
環境基本計画は、環境の保全及び創造に関する目標、施策の大綱を定め、環境施策を総合的かつ計画的に推進するために定めるものでございます。
また、第3次総合計画を環境面から補完、具体化する役割を担うものとして、施策等を詳細かつ具体的にお示しするものでございます。そして、環境基本計画に挙げました環境施策を行っていくことにより、持続可能な未来都市の創造を図ってまいり、吹田市全域が環境先進都市と認められる環境世界都市すいたの創造を目指すというものでございます。
また、環境基本計画の見直しに当たりまして、環境基本条例のもと、環境基本計画以外のさまざまな計画とも整合を図りながら、第3次総合計画の体系にも従った形で見直しを進めてまいったものでございます。


回答1−2:環境部長
次に、今の計画に挙げた施策の実施状況や課題の抽出についてでございますが、関係するすべての課に照会をいたしまして、まとめさせていただいたものでございます。現環境基本計画は179の施策を挙げておりますが、そのうち20の施策が未実施でございます。
課題の精査につきましては、環境像や環境目標などを明記、明確にした上で、それを実現するための施策の実施結果を客観的に評価し、次年度の施策に反映させていくといった環境マネジメントシステムの継続的改善に取り組む必要があると感じている次第でございます。
また、計画の見直しに際しまして、計画の体系や環境指標、リーディングプロジェクト等を考えていくに当たり、可能な限り定量的な目標、指標による進行管理や、市民、企業など各主体へのメッセージの明確化など、国の環境基本計画や他市の環境基本計画等を参考にしながら見直してまいっておるところでございます。
回答1−3:環境部長
次に、計画策定の経緯でございますが、庁内アンケートにより、関連する各課から施策の調査を行い、関連する各課より成る見直し作業部会を開催し、各課の施策とその目的、課題と、今後の方向性、総合計画との整合、施策と担当課、指標や目標値の設定などについて議論を重ねて、素案を作成してまいりました。
また、なぜ多くの市民を参画させなかったかということでございますが、昨年度の環境審議会で今回の見直し策定の方法をお示しさせていただき、一定の御理解を得て、本年6月から7月にかけてアジェンダの会員及び市民や事業者等の方々へ環境基本計画について考える機会を設け、市報やホームぺージを活用し、幅広く市民意見の募集を行ってきたところでございます。
 
回答1−3:副市長
環境基本計画にかかわりまして住民参加など協働についての基本的な考え方をお尋ねいただいております。
国におきましては、1994年の第1次環境基本計画では、循環、共生、参加などを、また、2000年の第2次環境基本計画では、理念から実行への展開、計画の実行性への確保を基本といたしまして、地球温暖化防止と環境配慮方針による推進体制の強化を重点としてまいったところでございます。
2006年の第3次環境基本計画では、環境、経済、社会の統合的向上を掲げながら、総合的環境指標の設定を行うことといたしております。
重点政策といたしまして、一つに、京都議定書の6%削減達成などの地球温暖化への取り組み、2点目として、物質循環の確保と循環型社会の構築、3点目、ヒートアイランド対策など都市における良好な大気環境の確保、4点目、健全な水環境の確保、5点目、化学物質の環境リスクの低減の取り組み、6点目、生物多様性の保全など、10項目を掲げております。
これまでの間、環境政策の重点が推移してまいったところでございます。
吹田市の第2次環境基本計画素案につきましては、第1次環境基本計画策定後10年が経過をいたしまして、京都議定書発効を受けた地球温暖化防止など、社会経済状況が大きく変化しております中で、新たに環境世界都市すいたの創造を目指したものとして計画を見直さなければなりません。
具体的見直し事項につきましては、担当部長から御説明をいたしましたとおりでございますが、見直しに当たりましては、市民、事業者、環境審議会などで十分議論をお願いし、当計画案が行政のための計画にとどまらず、市民の、あるいは事業者自身のものとなることが肝要であると考えております。
さらに、実効性のある新環境基本計画といたしますために、市民、事業者との協働が不可欠でございます。本市では、新環境基本計画策定の前に、昨年、市民、事業者、行政の3主体から構成されるアジェンダ21すいたの推進組織を立ち上げ、既に事業を推進しているところでございますが、これからは、市民、事業者が参画して策定する新環境基本計画に基づき、環境施策を推進するとともに、アジェンダ21すいたとの連携を密に図り、地域全体で環境世界都市すいたを目指してまいりたいと思います。
したがいまして、今や待ったなしと言われる地球温暖化防止対策の取り組みや生物多様性の保全など、取り組みの可能な分野から吹田市の分野別環境配慮方針を市民、事業者とともに議論を積み重ね策定していくことが必要と考えております。
以上、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
回答1−4:環境部長
広範囲にわたる環境施策を各課の協力のもとに進めていくため、環境施策を推進しやすい計画に変えていくというのが見直しの目的でございます。現在、環境基本計画の見直しにつきまして環境審議会に諮問させていただいて、御審議をいただいているところでございます。
見直しの素案の中でも、目標値や環境指標例をお示しいたしておりますが、環境審議会におきまして御審議いただき、より実効ある施策を行える答申がいただけるものと考えているところでございます。
 
質問2回目
御答弁ありがとうございました。
1点目は、環境基本計画についてですけれども、CO2の6%削減ですとか、さまざまな国の方針も出ております。これに関して、やはり具体的に取り組んでいけるような吹田の計画でなければならないというふうに考えます。審議会で毎月のようにこれから議論していくということですけれども、再度、市民の意見をその後に聞ける機会をぜひ設けていただきたいと思いますけれども、その点についてお聞かせください。
以上で質問を終わります。
 
回答2−1:環境部長
再度の環境基本計画につきましての御質問にお答え申し上げます。
今、2回目の中でも御質問いただきましたように、取り組み等々につきまして、市民の意見を再度聞く機会ということについての御質問と承っております。
この事柄につきましても、環境審議会の中でも十分に議論をいただき、そういうふうなことで対応できるように努力してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
 
質問3回目
環境審議会の中で対応するということでしたけれども、私は、再度市民の意見を聞く機会をもう一度設けていただきたいという要望を持っておりますので、よろしくお願いいたします。持っていただけるかどうか、もし御確認できるようでしたらお願いいたします。
 
回答3−1:副市長
第1回目の答弁でも申し上げましたが、国の基本計画を待つまでもなく、我が吹田市では、協働というのは基本的な政策の方法でございます。これは、自治基本条例におきましても、市民自治の原点であるというふうに私は思っておるところでございます。そうしますと、環境基本計画という、これは基本的な項目、そのほかに、やはり必要でございますのは実行計画、あるいはそれに基づきますローカルアジェンダとしての行動指針、行動計画ということが必要になってまいります。
それにつきましては、第1回目の答弁で申し上げましたように、基本的には協働と参画が基本であるということでございますので、そういう審議会での御議論をちょうだいすることとあわせまして、しかるべく機会を設けながら、アジェンダ21すいたの皆様方とともに、また、市民の皆様方とともに、そういう立案過程を経て、真に吹田市の計画となるように努力してまいりたいというふうに思います。
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