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〒565-0831
吹田市五月が丘東9-12
メゾン南千里102
TEL 06-4864-2874
FAX 06-6878-1452
いきいきステーション
中本みちこ事務所
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| ◆2006年12月議会 個人質問 (全文) |
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| 質問1:図書館施策について |
平成16年から2年間の議論を経て、昨年11月に図書館協議会より、将来を展望した吹田市立図書館のあり方についてが答申されました。私は、吹田市における図書館施策が社会教育施策としてどのように位置づけられているのか、公共施設の一つとして、そのあり方をどのような方向で考えればいいのかを知りたくて、この協議会を何度か傍聴いたしました。
また、その後図書館に関する書物を読み、先日第8回図書館総合展に視察に行き、図書館をめぐる諸問題について学んでまいりました。そこで、全国的に公共図書館にかかわる皆さんが危機感を持って運営に当たられていること、公共図書館の可能性はまだまだ大きいことを理解いたしました。
公共図書館は、自己判断、自己責任を求められるこれからの社会において、人々が正確な情報を手に入れることができる場として重要な役割を持っています。図書館総合展で参加した講座すべてに共通していたのは、これからの図書館に求められている機能はコミュニケーションだということです。
また、専門性を生かしたレファレンスサービスを充実すること、地域資料や資源のデジタル化や保存、市民参画、市長部局と連携した企画による図書館から市民活動や起業など、新しいものが生まれる場所を目指すべきとの考え方も一致していました。
では、吹田市では市民が十分満足のいくサービスを展開しており、図書館から新たな活動が生まれる場所となっているのかというと、残念ながら私は十分とはいえないと思います。
日本の公共図書館でサービスの充実と利用者が多いことで有名な浦安図書館は、人口15万人の都市ですが、年間の市民1人当たりの貸し出し点数が12から13点、レファレンス約11万件、リクエスト約7万件、児童のアウトリーチサービス約700回、宅配約400回だそうです。財政規模は530億ほどですが、図書購入費は約1億4,000万円。視聴覚資料や雑誌の費用は別途2,000万円とのこと。
吹田市では、市民1人当たりの貸し出し点数が5.44冊、レファレンスが2,845件、図書購入費は視聴覚資料を含んで7,830万円とのことです。吹田と浦安を単純に比較すると財政規模が2倍で、図書購入にかける費用は2分の1ということになります。図書館業界では、財政規模の約1%の予算があれば質のよいサービスを提供できると言われているそうです。吹田市では、図書館費に約8億8,000万円程度かけていますが、1%には及びません。
図書館協議会の答申にも、現在の吹田の図書館が抱える問題として、中央図書館の老朽化、バリアフリー対応、耐震補強のおくれ、開架図書、閲覧場所のスペース不足、そして、分館についても新設の千里山・佐井寺図書館以外はいずれも900u以下であり、手狭であり、新たなサービスの展開が困難となっているとされています。図書、資料の購入でも近隣他市と差がつき、貸し出し冊数も北摂各市の中では最も低いとされています。
浦安では、市民が歩いて10分で図書館に行けるようにと分館の設置がなされています。吹田では6ブロック構想の中で図書館設置を行ってきましたが、いまだ図書館のない地域もあり、本当に6館で十分なのかという疑問もあります。
さて、市長は市民協働を打ち出され、市民活動の支援をされてきました。また、吹田らしい文化の振興も常々口にされています。これらの活動を知識、情報から支えネットワークを築く場所として図書館の役割を見直し、早急にマスタープランをつくり、将来に向けたコンセプトの定義の必要があるのではないでしょうか。
図書館は、教育委員会所管ですが、将来的な建設、補修など予算が必要です。市長の強いリーダーシップが重要と考えます。
市長、教育長は、現在の吹田市の図書館施策の何が課題とお考えか、その対策とともにお聞かせください。
今後、課題解決には予算の増額も含め必要と考えますがいかがでしょうか。
また、答申で指摘されている数々の課題をクリアしていく年次的計画はあるのでしょうか。なければつくるおつもりがあるのかお聞かせください。
担当部にお聞きします。
全国の図書館の活動事例をお聞きしていますと、昨今レファレンスに力を注いでおられます。吹田市の図書館では、レファレンスに対してどのような考え方でサービスを行っているのか。また、特色としてビジネス支援を打ち出す図書館もふえていますが、吹田での現状をお聞かせください。
その一環として、行政支援に力を注ぎ、まずは庁内から信頼され必要とされるレファレンスを行っていこうとする動きもあります。私も、これからの地方自治体にとって、専門知識を持つ司書が行政支援を行うことが必要不可欠と考えます。ダイナマイト作戦にも行政資料の有効な利用が書かれています。
行政各部との連携による図書館を利用した事業も可能と考えます。行政支援サービスへの考え方、現状、今後の方向性をお聞かせください。
また、最後に、現場の司書など職員の方々が、どのような理念で仕事を行っているのか、今後、目指すべき吹田の図書館像と課題をどうお考えかもお聞かせください。
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| 回答1−1:社会教育部長 |
図書館につきましては、平成17年(2005年)に吹田市図書館協議会から、将来を展望した吹田市市立図書館のあり方についての答申で、図書館利用不便地域への図書館の整備を初め、図書館資料の充実等ハード及びソフト面にわたるさまざまな課題についての提言をいただいたところでございます。
図書館といたしましては、この答申を基本に事業を進めるため、年次的計画を立て、実施計画において施策の具体化を図ろうとしているところでございます。
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| 回答1−1:教育長 |
図書館につきましては、昨年11月に吹田市図書館協議会から図書館のハード及びソフト面にわたり、さまざまな御提言をいただいたところでございます。教育委員会といたしましては、この提言を受け、図書館におきまして、実施計画を策定し、年次的に施策の具体化を図ろうとしているところでございます。
図書館は、現在必要な知識と情報をいつでも、どこでも、だれにでも提供する図書館サービスの展開や、また、地域コミュニティを形成する場や地域の情報センターとして果たす役割が強く求められていると考えているところでございます。
また、小・中学生の時期に本に親しんでもらうため学校との連携を初め、大学や類似機関、また、国会図書館や府立・近隣図書館との連携など、多様なネットワークを構築していくことが必要と考えております。
今後とも、図書館につきましては地域の特性をも十分に把握し、市民の生活に密着した情報の受発信を通じ、多様化する利用者一人一人の生涯学習を支援する中核施設として、また、生活のさまざまな場面で、だれもが気軽に利用できる図書館としてその充実に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 |
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| 回答1−1:市長 |
図書館施策についてでございますが、若者の活字離れ、本離れが指摘されて久しいと存じますが、一方ではインターネットや携帯電話を介して大量の情報を高速にやりとりのできる状況が急速に広がってまいっております。そのような社会状況により、市民の生涯学習を取り巻く環境は大きく変化し、それに伴い市民の図書館に対するニーズにも変化が生じてきていることを認識いたしております。
しかし、一方では、平成15年(2003年)に行いました市民の生涯学習に関する調査によりますと、さまざまな生涯学習関連施設におきまして、とりわけ図書館の利用率が高いという結果も得られており、これからも市民に対しまして図書館が果たす役割には大きなものがあると認識をいたしております。
図書館施設の整備につきましては、千里山・佐井寺図書館をもちまして6ブロックそれぞれに整備できたところでございます。しかしながら、地域によりましては、さらなる設置の御要望もいただいているところでございまして、私といたしましては、そういった声におこたえできますよう、分館等の設置に向け今後とも最大限の努力を重ねてまいります。
また、ソフト面につきましては、ただ単に図書やAV資料を並べ、必要な人にはそれをお貸ししますという20世紀型の図書館では、もはや市民ニーズに対応できないことは明らかであると思っております。
これからの図書館は、ビジネス情報を初め、さまざまな情報を受発信する情報センターとして、また、地域の文化力を向上する役割を担うとともに、コミュニティの活性化にも貢献するものでなくてはならないと考えております。
今後とも、ゆとりある読書空間、読書環境の提供に努め市民一人一人の生涯学習を支援し、地域に密着し世界に開かれたあらゆる市民に愛される図書館づくりを進めてまいります。
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| 回答1−2:社会教育部長 |
図書館のレファレンスサービスについてでございますが、市民の方々の日常の疑問や調査、研究にこたえるだけでなく、生涯学習に関する情報やビジネスに関する情報、市民活動を進める上で必要な情報など、市民の求める情報につきましての提供や紹介をできるように全館を挙げて取り組んでいるところでありまして、現在これらデータベース化を図り、ホームページでの公開やメールマガジンでの配信などのサービスを視野に入れた研究を進めているところでございます。
また、ビジネス支援につきましては、ビジネスマンの利用が多い江坂図書館で、ビジネス関連の資料のコーナーや、データベースの利用機器を設け、有効に活用していただいておりますが、支援をさらに進めるため、今後とも他市の事例を調査、研究し、その充実を図ってまいりたいと考えております。 |
| 回答1−3:社会教育部長 |
| 行政支援につきましては、従来から年1回、行政資料の収集を庁内で行いますとともに、現在、事務なびシステムを用い、毎月2回、購入した新刊図書の紹介や各所属が必要とする情報等のレファレンスを行っておりますが、今後とも関係部局とも連携を図りながらその充実に取り組んでまいりたいと考えております。 |
| 回答1−4:社会教育部長 |
| 図書館職員は、必要な資料を必要とする人に必ず届けるということを理念とし、いつでも、どこでも、だれでも利用できる市民本位の図書館サービスを行うために利用不便地域の解消を図ってまいりますとともに、多様化する市民一人一人の生涯学習を支援する中核施設として、また、市民の生活に密着した地域の情報センターとして市民との協働や学校との連携、また、情報の受発信などを通じ、地域コミュニティの形成や地域教育力の向上などに資する図書館サービスの展開を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 |
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| 質問1−2(発言2回目) |
文化振興及び生涯学習の場として地域の拠点として今、市長もおっしゃいましたように、図書館の果たす役割は高いと考えます。現在6館構想以外に、既にもう千里丘の図書館の検討をということが始まるということでございますが、ということであれば図書館協議会からの答申にもありますように、全体像を再構築する必要性があるのではないかというふうに考えます。
先ほども申し上げましたけれども、市長に再度お聞きいたしますが、この件に関しましてマスタープラン再構築の必要があると考えますが、いかがでしょうか。また、この中央図書館に関してもかなり蔵書も少なく、平米も狭くてこれからゆとりある図書スペースをというふうにはならないと思います。こちらの再整備、補修にするのかどうするのかということに関しても、かなりのこれから予算が必要かと思います。
こういった整備、補修にかかる予算というものがきちんと試算をされているのか、そういうことも含めて必要かと思いますが、試算についてもお聞かせください。
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| 回答1−2(発言2回目の回答):社会教育部長 |
先ほども質問にもありましたように、それぞれ全体像を構築するということでございますけれども、私も今回、図書館協議会から答申ということでさまざまな提言をいただいております。この提言につきまして、それぞれ年次的に施策の具体化を図ろうと、今しているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
それともう1点、中央図書館の件につきましてでございますけども、中央図書館につきましては、建設から35年を経ております。それぞれ当時と比べまして、現在の図書館のあり方というのは、大幅に変わってきていると思いますので、私も担当としまして早急にどのような、場所も今の部分での改築か、または新しいところで改築すべきか、それも含めまして検討しているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
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| 回答1−2(発言2回目の回答):市長 |
図書館の必要性、存在意義につきましては、多くの議員の方々から御指摘をいただいておりますように、これから文化のまちづくりを進める際にはなくてはならない施設ではないかと思います。
人が生きる、暮らす、働くという人間の生活にとりまして、さりげなく支援をしてくれるものが図書館ではないかと思っております。そんな中で御指摘のように中央図書館、これがやはりその当時は全国でも有数の図書館ということで、多くの視察があったように私は聞いております。
そのような中央図書館のやはりよみがえりといいますか再生といいますか、そういう問題もあろうかと思っていますし、また、現山田図書館、江坂図書館の狭隘性といいますか、そういった問題。また、新たな地域、御不便をおかけしている地域における、千里丘を初めとする地域の分館の必要性の議論。そういったこと、それはやはり御指摘のように総合的な図書館整備構想といいますか、計画といいますか、そういうものが確かに今必要かと思っております。図書館協議会の御意見を踏まえながら取り組んでいきたいと思っています。 |
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| 要望(発言3回目) |
図書館に関しまして再構築が必要ではないかという市長の答弁をいただきましたので、ぜひもう一度全体を含めてお考えいただくことを強く要望して終わります。ありがとうございました。
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