|
現在、吹田市では市民との協働による公園づくり、里親道路制度などが行われています。この夏、地域で里親道路に登録するグループに参加しました。実際に里親道路に取り組む過程で感じたことから質問させていただきます。
里親道路は、道路の美化活動を主な目的としています。さらに、歩道わきに花壇をつくり、美しく花を育て、道路に愛着を持っていただこうというものです。
花壇を美しく飾ろうと思うと、花苗が必要です。私の参加しているグループでは、当初自分たちで花市を開催して苗代を確保しました。また、参加している人たちは、どんな花苗を植えればどのような花壇になるのか、花の特徴なども知りたいし、花苗を種や挿し木から育てたい、いろいろな知識を自分の家のプランターや庭に生かそうと考えている方がたくさんいらっしゃいます。そこで、花とみどりの情報センターでガーデンプランやボランティアの養成講座がないものかと思い講座を見ましたが、残念ながらそのような内容のものはありませんでした。
現在、西山田の新小川花の会に引き続き、里親道路への登録を検討中のグループが七つあるとお聞きしています。今後、里親道路の拡充、公園、道路での市民との協働を考えるならば、必要な花苗もふえます。単純に登録したグループに花苗を配布して、それを管理するだけでは、活動の広がりがないのではないでしょうか。
そこで、1点目は市民が種から苗を育て管理し、分配できるシステムをつくるということ、2点目にはボランティア養成講座を実施し、人材育成を行うことを提案いたします。
他市でこのような例がないか探してみましたところ、おもしろい活動を見つけました。堺市では、花と緑のまちづくりを進めるため、平成13年より花のボランティア花いっぱいゃさかいという活動を進めています。市は3カ所の苗圃を整備し、資材を市民に提供、花のボランティアは、種から花を育て管理し、分配する活動を行っています。また、学んだ知識や技術を生かし、市民の輪を広げ交流を行っています。現在、活動の進め方、育てる花苗の選定や花づくり活動計画、情報誌の発行など、700名弱のボランティア自身による活動が進んでいます。平成13年当初はボランティア会員178名、生産した花苗は1万9,626株であったものが、平成17年にはボランティア669名、生産した花苗は14種類9万3,623株になるとのこと。市内で建物敷地と接した部分や公園など公開地で、花かざりという花壇が約70カ所あるとのことです。
平成17年12月の私たちの会派の緑化への市民参加の質問への御答弁で、吹田市の苗圃に関して、平成16年度の年間総株数は約10万5,400株、そのうち約5万8,000株は購入株との御答弁がありました。堺市の例を見れば、市民の協力で花苗づくりができない数ではないと思います。
現在、北千里の苗圃で生産している苗は何株で、どこに支給されているのでしょうか。この苗圃を市民に開放して、ボランティア組織を立ち上げ、花苗の育成、管理、配布まで協力していただければ、コストの削減にもつながるのではないかと考えますが、この御提案への御意見をお聞かせください。
次に、2点目の提案ですが、堺市では市民主体で取り組む花と緑のまちづくり促進のため、花と緑のまちづくりリーダー養成講座を行い、ボランティア養成を行っています。吹田市でも、花とみどりの情報センターでのボランティア養成が必要と考えますが、いかがでしょうか。
さらに、吹田市では紫金山公園や藤白公園のピアノ池、千里北公園、千里第4緑地などの公園で市民協働での公園づくりが行われています。
他市の例を調べていると、市内の公園の管理を地域やボランティアグループに任せているところが数多くありました。中でも横浜市は、昭和36年から公園愛護会制度を創設しており、公園の除草、清掃、花壇づくりやイベントの実施を行っています。市内に2,500余りある公園の9割に愛護会があり、独自の活動をされているとのことです。公園の管理や活用は、行政だけでなく地域や企業の皆さんと手を取り合って行うことにより初めて成り立つもので、活動の積み重ねが地域の活力の向上や再生につながっていくという基本的な考え方を持っておられます。
公園愛護会通信によりますと、公園愛護会が防犯パトロールを自主的に行ったり、子供のプレーパークを実施したりしていました。また、各区で愛護会コーディネーターが相談に応じ、技術的な支援も行える体制を整えています。平成17年度より制度の見直しを行い、物品の支給や技術支援に力を注ぎ、活動の活性化を図っているとのこと。ツツジやアジサイなどの低木の管理や落書き落とし、樹木の名札づくり、遊具の使い方講習会、愛護会掲示板設置など支援メニューは多彩です。
さて、吹田市内には、総合公園3カ所、地区公園3カ所、近隣公園14カ所、街区公園101カ所と、万博公園、服部緑地を除くと計121カ所公園があります。
現在、清掃などを地域に御協力いただいている公園は幾つありますか。それはどういう制度のもとで行われているのでしょうか。
吹田市は緑の豊かなまちです。緑化公園室では既に市民協働の公園づくりのノウハウもお持ちです。今後は、協働をさらに市内の公園に広げ、公園における除草、清掃活動だけでなく、竹林や雑木林、公園池の管理、公園の使い方など幅広い市民活動を資材と技術面で支援する制度を構築し、花と緑のまちづくりを進めてはいかがでしょうか。
また、会派で以前から申し上げていることですが、緑化基金の活用はその後どのようになっているのか、お聞かせください。
さきに御紹介した堺市では、緑化基金を花と緑のわがまちづくり事業に活用されており、リーダー養成講座もその事業の一つです。また、この基金への寄附金については法人税や所得税の優遇措置が受けられるとして、広く市民や企業に基金への参加を依頼しています。
吹田市では、基金への寄附の受け付けはどのようになっているのでしょうか。税制優遇の説明など公になされているのでしょうか
最後に、実際に私が参加した体験を再度申し上げますと、里親道路について登録するのにお話しするのは道路管理課、しかし散水栓については道路補修課、植木の剪定は緑化公園室が担当と言われ、組織を知っている者でも非常にわかりにくいと感じました。一般の市民の方ならなおさらでしょう。同じ苗をもらう事業でも、里親道路は道路管理課、フラワーボランティア制度は公園管理課と分かれていますし、部内での電話も交換機の問題なのか、内線では回せず再度かけ直しとなります。
花と緑の担当については一括して担当する部署をつくれないのでしょうか。現状できないのであれば、部内での意思統一を徹底していただき、市民が公園や歩道などの管理に協力しやすい体制を整えていただきたいと考えますが、担当部の御見解をお聞かせください。
|