大阪府吹田市議会議員 中本みちこ
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議会報告
◆2005年3月議会 個人質問 (全文)
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質問1:吹田市各種施策における進捗の管理について
吹田市では、さまざまなビジョン、構想、基本計画、実施計画があります。市政運営の基本となる総合計画も、第3次の計画が本年度に策定されます。この行政がつくる計画で、いつも気になることがあります。まず、計画策定に非常に時間をかけている割には、その計画が目指すべきものがどのように達成されたのか、それとも達成されなかったのか、よくわからないこと。目指すべきものが非常に抽象的で、目的が達成できたのかどうか定量的につかめないこと。計画そのものが、「吹田市」という部分をほかの市の名前を入れても使えるのではないかと思えるように特徴がなく、策定時に吹田市の現状、各施策の状況を分析したのかと思えてしまうことです。

そこでお聞きします。吹田市には、現在幾つのビジョン、構想、基本計画、実施計画があるのでしょうか。また、これらの計画をつくるのに要している期間、時間、そして関連している部署、職員数はどのくらいなのか、例えば例を挙げてお答えください。
また、これらの計画の中で指標を掲げているもの、その進捗状況を把握できているものはあるのか、お聞かせください。(↓回答へ

行政施策も多様化し、一つの部署が計画をつくればいいという時代ではなくなりました。幾つもの部署が連携して計画策定にもかかわっておられ、職員の方々にかかる仕事の量もふえ続けているのではないかと推察します。せっかくつくる計画が計画倒れに終わらないためにも、指標の設定、そして進捗管理が必要だと考えます。
例えば、愛知県東海市では市民50名が参加する市民参画推進委員会により、まちづくり指標というものを策定しました。そして、このまちづくり指標を前提に、第5次総合計画も策定されています。このまちづくり指標策定過程では、市民参画推進委員や小学生、中学生、高校生、20代の青年などグループによるヒアリングを行い、100の生活課題を抽出。
これをもとに、市民ニーズアンケート調査を行い、五つのまちづくりの理念と、これを実現するための38の生活課題を絞り込み、その生活課題が達成されつつあるのかどうかを点検する99のまちづくり指標を拾い出しています。
例えば、「安心」という理念に対しては、対応する生活課題の一つとして「防災情報が十分に提供されて、市民の防災意識が高いこと」と設定しています。達成度を見る指標の一つは「災害に対する家庭内での備えができている世帯の割合」とし、現状の達成値は19.4%、5年後に目指す値として40%、10年後に目指す値は57.5%としています。目指す値を達成するための家庭、NPO、コミュニティ、企業、学校、市、県や国などが担う役割分担の値も同時に提示することで、行政と市民が共通のまちづくり指標を共有し、お互いに評価しながら、1年ごとにどのような活動に力を入れるべきかが話し合える仕組みをつくっておられます。
そこでお聞きしますが、第2次総合計画の目標達成はどのように分析されたのでしょうか。分析した資料を情報公開し、第3次総合計画に生かすべきと考えますが、分析結果をお聞かせください。
既に、総合計画に関しては策定に向け議論がなされていますが、次の計画には指標の設定がなされるのでしょうか。(↓回答へ

また、次世代育成支援行動計画やアジェンダ21、住宅マスタープラン、生涯学習推進計画、地域福祉計画、一般廃棄物処理計画など昨年度策定のもの、また、今年度策定予定の各計画の今後の進捗管理は具体的にどのようになるのかをお聞かせください。(↓回答へ

これらの多くの計画は、吹田市の市政の戦略計画にのっとって策定されているものと考えますが、すべての計画は財政健全化計画にリンクしているのか、全庁的に管理している組織はどうなっているのかお聞かせください。
総合計画と、それを補完するその他の計画の関係、その進捗状況がわかるように市民にも示すべきと考えますが、市長はどのような御意見をお持ちでしょうか、お聞かせください。(↓回答へ
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回答1−1:企画部長
各種施策におきます進捗管理などにつきましてお尋ねをいただいております。
まず、ビジョンや基本計画などが既に策定されているものは、21世紀ビジョンを初めとし、39の計画がございます。それらの計画策定にかかわる期間や職員数についてでございますが、例えば、現在取り組んでおります第3次総合計画では、平成14年度(2002年度)から17年度までの4カ年を計画策定期間とし、現時点の策定組織といたしましては、助役以下部長等の43名で構成いたします策定委員会と、そのもとに、全庁で106名の職員で構成する作業部会を設けて検討を重ねているところでございます。
また、企画部に策定のための事務局組織といたしましては、基礎調査に取りかかりました当初は3人、現在は5人の職員配置と、一時的な臨時雇用員の配置を加えた体制で進めているところでございます。
計画の中で指標を掲げているものとしては、把握いたしております範囲では、男女共同参画プラン、高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画、障害者計画がございます。男女共同参画プランは毎年発行している事業の年次報告書の中で、進捗状況について明らかにする旨お聞きいたしております。

回答1−1:児童部長
次世代育成支援行動計画の進捗管理についての御質問にお答えいたします。
本行動計画につきましては、市民の皆様からいただきました御意見を踏まえ、今年度中の策定に向け、現在、最終の取りまとめを行っているところでございます。平成17年度(2005年度)を初年度とする5年間の計画期間とする本計画の推進に当たりましては、庁内組織としての次世代育成支援対策推進会議で、その実施状況の把握、点検を行うとともに、次世代育成支援に関係する各種団体や学識経験者等から成る協議会を設置し、進捗状況についての点検、評価をいただきながら、計画に基づく適切な事業の実施を図っていく予定でございます。

回答1−1:環境部長
作成計画の進捗管理についてでございますが、アジェンダ21すいたにつきましては、現在、市民、事業者、行政で構成されますアジェンダ21策定会議において実効性のある計画づくりを目指して、平成17年度以降の計画推進達成も含め、議論を進めておられるところでございます。計画の進捗管理につきましては、計画を具体的に進めるための基盤となる3者協働による推進組織を立ち上げ、その推進組織によるPDCAサイクルを活用した進捗管理の仕組みづくりが検討されているところでございます。
次に、第2次一般廃棄物処理計画につきましては、現在、廃棄物減量等推進審議会におきまして循環型社会の形成についての御審議をいただいておりますが、今後この計画につきましても御審議をいただき、御意見等を踏まえて策定してまいります。この計画の進捗かげん度につきましては、担当部で点検評価し、あわせて審議会に御報告をするとともに、市民、事業者等にも公表をし、いただきました御意見等を反映できるよう、そのあり方については、計画策定段階で検討してまいります。

回答1−1:都市整備部長
各種計画の進捗管理に関する御質問のうち、住宅マスタープランについてお答えいたします。
平成16年度(2004年度)から2カ年で策定をしてまいります住宅マスタープランの進捗管理につきましては、関連します部局とも連携を図り、住宅、まちづくりに関する施策について、その達成状況の点検を行うとともに、今後、住宅審議会の審議の過程で指標案等を提出し、御検討をいただき、平成17年度(2005年度)の計画に盛り込んでまいる予定でございます。

回答1−1:社会教育部長
現行の生涯学習推進計画の進捗管理につきましては、平成8年(1996年)以降、毎年各部局で実施しております生涯学習関連事業につきましての事業調査を実施し、推進状況を生涯学習推進本部会議に報告し、それぞれの部局での事業の推進に反映していただいております。
来年度策定予定の第2次生涯学習推進計画においても、引き続き事業調査の実施を予定しておりますが、指標や目標値など計画の進捗状況がより具体的に把握できるような方法について、今後、基本計画の策定を進めております生涯学習推進懇話会の御意見も踏まえ、検討してまいりたいと考えております。

回答1−2:企画部長
第2次総合計画の目標達成についての分析と、その公表についてでございますが、第2次総合計画の事業の実施状況、成果について、平成15年12月に取りまとめを行いました。その上で、社会状況等を踏まえながら、第3次総合計画基本構想において、今後の課題と取り組みの基本方向を明らかにしたものでございます。
実施状況など関連資料につきましては、総合計画審議会に提出し、ホームページにおいて市民に公表いたしております。なお、分析結果といたしましては、基本構想を受け、現在検討を進めております基本計画案で動向と課題及び基本方向に引き継いでいるものと考えております。現時点では、基本計画案には指標を設定をいたしておりませんが、総合計画審議会の審議の過程で指標案を提出し、検討していただく予定でございます。

回答1−3:企画部長
財政健全化計画は総合計画が目指すべき将来像の実現に向け、計画的、総合的な行財政運営の確立を行うために策定をいたすものでございます。したがいまして、総合計画に基づく個別の各種計画の策定や進捗におきましても、財政健全化計画に示す方向に基づき取り組んでいく必要があるものと考えております。そのために、計画の管理におきましては、総合計画や財政健全化計画に照らし合わせ、点検し、推進する必要があり、そのような仕組みを整えてまいりたいと考えております。

回答1−4:企画部長
総合計画と他の計画との関係やその進捗状況がわかるものを公表すべきことについて市長にお尋ねでございますが、担当の方から、まず、御答弁を申し上げますと、計画の進捗状況の把握と公表につきましては、今後検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
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